■不動産のご相談

◆空き家問題

全国には約820万戸の空き家が存在し、空き家率13.5%で、今も増え続けています。街の中でも遭遇することがありますね。空き家を所有していること自体に、問題はありませんが、所有することで、管理・手入れ、固定資産税の支払いなど新たな義務が発生します。両親の持ち家など遠方にある空き家でも、何らかの対策を取らないと、トラブルが起こる可能性があります。今は、大丈夫と思っていても今後は空き家になる予備軍が増えていくことは間違いありません。「実家の相続がある」等 今後どうなるのか心配のある方は、是非、前もっての知識を得ることで良い対策が生まれます。

◆実家の相続

人生100年時代。平均寿命が年々上昇しています。長生きできる事は喜ばしいことですが、実家の相続の問題は、持ち家のある人が「実家」を相続して、住まない家が増える原因にもなっています。大切な思い出がある家だからこそ兄弟間でもめる事も多く、お金の問題だけではないと言われています。住まない実家の維持にはお金と手間もかさんできます。トラブルになる前に、どのような方針で行くかを最初に家族間で取り決めをしておくことが得策になります。現状を把握するためにプロの力を借りてみましょう。

◆相続の登記

相続した不動産の名義変更を相続登記といいます。これまでは、相続登記をするか否かは不動産を所有している人の自由でした。
しかし、相続登記をしないで放置する人が多いために、空き家や所有者不明の土地が増加して、社会問題になっています。
こうした社会問題を解決するために、相続登記を義務化する法律が成立しました。
●2024年から施行 ●期限は相続発生から3年以内 ●罰則は10万円以内の過料です。
未だ、相続登記をしていない不動産があるのでしたら、いずれも手続きが必要になります。
登記をしていない土地・建物がございましたら、ご相談ください。